一口に「代替医療」といっても多岐にわたるので一概には言えませんが、どこかいかがわしくて危険な印象があり、実際 詐欺まがいのものも存在する事は想像できます。

とはいえアメリカでは、国を挙げて研究に取り組んでいるという話も聞こえてきます。

今のところ「がん遺伝子医療」「免疫療法」という言葉を耳にしたりもしますが、保険診療で受けることができないものなどは、とても素人判断で受ける気にはなれません。

これを言い換えて「民間療法」というと もう少しマイルドな印象ですが、これはただ言葉を言い替えただけのようです。

抗がん剤は効かない?

一方で、最近「欧米では、抗がん剤は効かないという正式な発表があった」という話をよく耳にします。

確かに今までも、抗がん剤の副作用は辛いとか、命を縮めるという事は、多くの人が認める事実だと思います。

とはいえ従来の「殺細胞性抗がん剤」とは少し違う、がん細胞に現われているターゲット(分子)に作用する「分子標的薬」というのもあり、そちらは副作用が弱いという認識もありました。

ただ、仮にこの「分子標的薬」が有効であったとしても、一番気になるのは「薬のやめ時」ではないかと思います。

薬を飲み続けて根治しない場合にその「やめ時」を見失うと、心理的に「殺細胞性抗がん剤」へと突き進んで行く罠があるような気がします。

抗がん剤「危険視」派の主張

どうやら、これが噂の元ネタではないか?と思うような本を見つけました。

ちょっとトンデモっぽい、どこまで信じていいのやら分からない著作ですが、確かにガンはビジネスになっているという可能性は大いにあると思います。

医療保険が足りない足りないと言っていながら、しきりに健康診断を勧め、ガンが見つかったお年寄りにしんどいガン治療を施すというのは、矛盾を感じていました。

医療保険が充実している日本で、ガン保険が解禁になった経緯なども気になっています。

抗がん剤「だいじょうぶ派」の主張

がん治療は、積極的に「放置療法」を推進する向きと、すべて医者まかせという両極端に走りがちですが、乱暴な単純化をせず個別の患者に寄り添うようなアドバイスをくれる本がありました。

基本的には「手術療法」「薬物療法」「放射線療法」というガンの三大療法に従うというスタンスながら、本当に重要なのは「自分が人生の終末をどう生きたいか?」という一番大切な事について書かれていると思いました。

病気も人生も千差万別であり、現実には全の人が同じ処方を受ければ良いという事では、決して無いのですね。

外科医として5000人以上のがん治療をして、ホスピス医として2500人以上の末期がん患者を診てきたという小野寺時夫氏の話は、様々な経験を経た含蓄に富んだもので、ひとつひとつ納得の行く決断をしていくのに、大いにヒントを与えてくれると思います。

わたしの落とし所

がんは血液の病気なので、部分的に切り取っても意味がないという話を聞いたことがあります。

そして「抗がん剤」も たぶん対症療法であって、癌の原因を「根治」するものでは無いと思い始めています。

そもそも癌についての情報には偽情報が多く出回っているし、癌は不治の病ではないという説も増えてきています。

結局、治る人と治らない人の違いは、突き詰めれば「免疫の差」としか言いようがなく、しょせんはそれが西洋医学の限界なのではないでしょうか。

あまり考えたくない話ですが、抗がん剤は治療どころか副作用で死期を早める上に、苦しみが増すという現実を、直視しなければならないと思います。

そして「緩和ケア」の存在を知り、生活の質を上げる事が免疫機能を高め、本当の意味での治療になるのではないでしょうか。

これからは、ガンは「抗がん剤」の処方は受け入れず「緩和ケア」を取り入れて、人間らしく楽しい終末期を過ごす・・・という選択が主流になるのではないかと思っています。

そして代替医療というと、今のところがんの末期患者がワラをもすがる思いで・・・という宗教みたいなイメージが浮かんでしまいますが「西洋医学以外の治療」と言い変えるなら、もっと視野を広げてみても良い気がしてきます。

ビジネス臭が漂わず、直感的に訴えてくる治療法を、ふだんから自分自身で模索していく事が大切かもしれません。

今は「がんに効く」みたいな事は一切謳ってはならない風潮ですが、そんな中で何となく「ガンが治った」的なニュアンスの(^_^;)ユニークなアイテムに出会いました。

これがまた、いかにもオカルトチックな代物なのですが、このへんの話を聞いているとなかなか説得力があったので・・・。

計測器で測ると本当に還元していて、それがまた面白く、我が家では「予防的に」毎日飲んでいます。

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