緑黄色野菜は、ほうれん草やニンジン、カボチャなどの野菜ですが、不足するとどんな症状が起こるのでしょうか?

・風邪や病気のウイルスにかかりやすくなる
・皮膚乾燥、にきびなどの肌荒れ
・ドライアイ
・口内炎
などの症状が報告されています。では、このような症状はなぜ起こるのでしょうか?

緑黄色野菜に含まれる「β-カロテン」は、腸で吸収されるとビタミンAに変わります。

ビタミンAは、視覚に役立っています。暗闇での目の順応や、色を見る力です。また、皮膚や粘膜を正常に保ちます。のどや鼻などの粘膜に働いて、細菌から体を守るので、抵抗力が向上します。これらのビタミンAの不足が、緑黄色野菜不足の症状なのです。

また、このβ-カロテンには、ビタミンAに変化する以外にも活性酸素を抑える作用があります。活性酸素は老化や生活習慣病の原因にもなるので、美容と健康にも効果を発揮するのです。

ビタミンAはレバー、卵黄、うなぎ、牛乳など動物性食品にも多く含まれます。

また、ビタミンAのサプリメントや医薬品もあります。
ビタミンAは、不足しても健康に良くない反面、とりすぎると過剰症を引き起こす心配もあります。

野菜や果物からβ-カロテンとして摂取しても、必要なだけビタミンAに変わるので、安心なのです。

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