ウチの母が抗がん剤治療の副作用のため、つま先に痛みを訴えるようになりました。

そこで「何か痛みが和らぐ靴がないものか」と色々と調べて買ってあげた靴が大失敗・・・。
かえって片足を引きずるようになってしまいました。

でも その後、母の友人が薦めてくれた店で購入した靴が大当たり!

無事に歩行ができるようになりましたので、色々と調べた経緯などをシェアしたいと思います。

抗がん剤治療の副作用で指先が痛むようになった

最近は、ウチの母以外にも「抗がん剤治療」をしながらでも、普通の生活を送ることが出来る人が増えてきたようですね。

中でも「分子標的治療薬」と呼ばれる がん細胞の増殖を抑えるタイプの薬の場合は、あまり激しい副作用を伴わない人もあるようです。

とはいえ「抗がん剤治療」も長引くと、色々な副作用でしんどくなって来るんですよね。

・食欲不振で何を食べても心から「おいしい!」と思えない
・下痢や便秘を繰り返すので、自由にトイレに行けない場所などに出ると緊張する
・手や足の指先が腫れたり、ひび割れたりして痛い・・・

副作用のための薬も効き目に限界があるので、自分なりの生活の工夫も必要になってきます。

中でも足指の痛みに関しては、靴選びに注意する事で症状を軽くする事も可能だと実感しています。

足の指先が痛むようになると、外出せざるを得ない時は特に困ってしまいますよね。
ひどくなると「爪囲炎(そういえん)」になってしまい、肉芽が出来たり、血が出たり、とにかく痛いそうです。

この「手足症候群」と呼ばれる指先のしびれや痛みは、早めの対処が功を奏するそうです。
病院で適切な治療をしてもらうのは勿論ですが、なるべく刺激しない事も大切なようです。

特に つま先は、歩くときのダメージから守ってあげたいですよね。
つま先を保護するのに重要なポイントは、なるべく楽な靴を選ぶことです。

だけど、そもそも抗がん剤の副作用で つま先が痛い人って、どういう所が普通の靴では厳しいのでしょうか?

「手足症候群」に一番NGなのはパンプス!

女性にとっては悲しい事ですが、「手足症候群」にパンプスは禁物のようです。
ただ、パンプスにも色々あるので一概には言えないんですよね。
そこで、パンプスのどこがいけないのか、具体的な理由を挙げてみます。

一見遠まりのようですが、この項目の反対が痛くない靴ということになりますので、以下の事を知っておいて下さい。

・ヒールが3cm以上あると、つま先に重心がかかる。
・ヒールが細いと安定感が無くなって、つま先に力が入る。
・デザインがほっそりしているので、つま先が圧迫されてしまう。
・素材が伸び縮みしないので、痛い所を刺激してしまう。
・靴底が薄いので、歩く時の衝撃を吸収してくれない。
・甲の部分が覆われていないので安定感がなく、靴の中で足が前方に滑ってしまう。

パンプスの他にも、カカトのないサンダルなども避けた方がいいそうです。

一般的なパンプスがダメとなると、もうスニーカーしかないのでしょうか・・・?
ところが、実はスニーカーも問題アリなんです。

スニーカーも問題アリ!

サイズを選ぶときに注意したとしても・・・

もしかして、サイズをちゃんと確認すれば、スニーカーでも大丈夫だと思っていませんか?

確かにスニーカーは、先が丸くなっていて履きやすいので、適切なサイズのものを選べばOKのような気がしますよね。

ところが歩くときって、足が靴の中で微妙に前後に動いているんです。
そのとき、靴が足と本当にピッタリのサイズだと、つま先が窮屈になって圧迫されてしまいます。

なので、スニーカーを選ぶときはジャストサイズより1cm大き目が良いと言われています。

靴のつま先には ちょっとした余裕が必要で、大体1cmくらいの「捨て寸」という隙間が必要なんです。
目安は、靴の中で足の指が動かせるくらいの隙間です。

では、「捨て寸」さえ確保できればスニーカーでも大丈夫なんでしょうか?

スニーカーならつま先が楽?

スニーカーは、歩いたり走ったり しやすいように設計されているのだから、当然 指先も楽なものだと思いますよね。

スニーカーは、足指の付け根 部分がスムーズに「しなる」ようになっています。
というか、そういうスニーカーの方が優秀だとされています。

だけど、それはスポーツでのパフォーマンスを上げるのが目的での話です。
抗がん剤の副作用で指先が痛い人にとっては、むしろ逆効果かもしれません。

指先を痛めている人にとっては、むしろ足指の付け根は保護すべき部分です。
足先は固定されている方が楽だと思います。

パンプスを履く事を考えれば、スニーカーは断然楽ですが、弱った つま先を守るには、もっと特別な靴が欲しいところです。

介護靴なら大丈夫?

足が弱った高齢者の為に、特別に開発された「介護靴」なら、素材もやわらかいし、足に優しいのではないか?
と思う方も いらっしゃるかもしれません。私もそうでした。

確かに「つま先の痛い部分に当たっても痛くない」という面では、介護靴でも良いでしょう。

ところが、別の面で介護靴はおススメ出来ない理由があるんです。

介護靴は、介助が必要な要介護の人を対象にしています。
「軽さ」や「やわらかさ」の方が重要なので、歩行時の衝撃吸収力はスニーカーよりも弱んです。

でも、まだ筋力も充分にあって普通に歩ける人には、しっかしりた靴底が必要です。
でないと、アスファルトなどを歩く時の衝撃でカカトや足の裏を痛めてしまいます

これが原因でウチの母は、しばらくの間 片足を引きずるような歩き方になってしまいました。

靴の表面はストレッチ素材でやわらかいのが良いのですが、靴底はしっかりしていた方が良かったんですね。

さらに、国立がん研究センターの病院では「手足症候群」の人に向けて
「足にかかる体重を分散させるために、体重を足底全体で支えられるような靴」
というのを推奨しています。

抗がん剤の副作用で つま先が痛い人におススメの靴とは?

これら諸々の条件を踏まえて、抗がん剤の副作用で つま先が痛い人におススメの靴をご紹介したいと思います。

事の発端は、私が購入してあげた介護靴のせいで、母が片足を引きずるようになってしまい、そんな母を見かねた友人が、ある靴店の存在を教えてくれたんです。

それで、今ではすっかり普通に歩いています。

靴の選択って怖いですね。
その靴は、意外にも介護靴ではなく、いわゆるウォーキングシューズに分類されている靴だったんです。

さて、勿体ぶらないで、そのお店をご紹介しますね。

そのお店とは、婦人靴の売り場が豊富な事で有名な「京王百貨店 新宿店」にあるアカイシです。

このお店で相談に乗ってもらい、「手足症候群」で足の指先に痛みがある事や、スニーカーや介護靴での失敗についても説明して、それならと紹介してもらった靴が【AKAISHI(アカイシ) 126ウォーキングスニーカー】です。

AKAISHI 126ウォーキングスニーカー (23.0cm, ブラック)

AKAISHI(アカイシ) 126ウォーキングスニーカー】で まず良かったのは「足先部分」で、足の指が守られる構造になっています。

そして靴底以外の生地は、介護靴のようにやわらかい「ストレッチ素材」で出来ている事もポイントの一つです。

でも、一番決め手だと思うところがあります。

それは、さきほどご紹介した国立がん研究センターが推奨していた「体重を足底全体で支えられるような靴」だという所です。

ウチの母の話では、立体的な靴底で、足裏全体で体重を支えられる構造になっているので、歩く時とても安定しているそうです。

もちろん、この靴にした事で症状が無くなったわけではありませんが、歩くときの痛みは和らぎ、必要以上に患部に衝撃を与える事がなくなったので「だいぶ気分が楽になった」と笑顔で語ってくれました。
(私が買ってあげた介護靴のことは、すっかり忘れているようです(T_T)

工夫しだいで生活の質を向上させられるんだ、と思うと嬉しいですよね。

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