介護用の靴といえば、屋外で履くタイプの靴をイメージされる方が多いかもしれません。
でも、本当は室内で過ごす時間が長い方のほうが ほとんどではないでしょうか?
グループホームやデイサービスなどの介護施設で生活される方はもちろん、自宅で過ごされる方でも、冬の寒さ対策や転倒防止を考えると、室内で履ける物が欲しいと思いませんか?
施設などの場合は、介護靴のまま過ごしても問題ないと思われるかもしれません。
でも私たちも、室内ではスリッパなどに切り替えてリラックスしたいと思いますよね。
目次
介護靴と介護スリッパの違いとは?
介護靴も、履きやすさや つまづきなどの防止を考慮して設計されていますよね。
でも、それはあくまで「屋外」で履くことを前提にしているので、室内でも快適かというとちょっと違います。
では、おなじ介護用の履物でも「外用」と「内用」では どう違うのでしょうか?
自分で脱ぎ履きできる
介護靴も、履き口が大きく開いて脱着しやすい作りになっていますが、ファスナーやマジックテープを付けたり外したりする手間がかかります。
特にかがみ込むのが困難でなくても、いちいち面倒ですよね。
室内の場合、屋外よりもトイレへ行くなど脱ぎ履きする事が多いので、手を使わずに自分ひとりで出来た方が良いと思います。
介護スリッパなら、片手で履けたり、手を使わずに履けるようになっています。
屋外と室内で違う「靴底」
外を歩くときは靴底が衝撃を吸収してくれないと、じかに骨に伝わって足を痛めてしまいますよね。
屋外用の介護靴は、やはりアスファルトなどを歩けるように靴底がしっかりしています。
でも室内は、カーペットやフローリングの上しか歩きませんよね。
歩行距離も、ちょっとした移動だけです。
それから室内では、足の裏で床を感じられる方が歩きやすいという事もあります。
それに、なるべく軽い方が身につけていて楽ですよね。
介護スリッパは靴ほど厚い靴底ではなく、床の冷たさを通さない程度の厚みになっています。
通気性の違い
介護靴も、普通の靴に比べれば通気性は良く出来ています。
ただ あまりにも良すぎると、今度は寒い日など足がスースーして凍えてしまいますよね。
なので、通気性もあくまで屋外用としてのものです。
その点 介護用スリッパは、かなり通気性が良く出来ているか、簡単に脱げるようになっています。
一日履いていることを思うと、蒸れが気になる人もいると思います。
それに、ある程度通気性がないと気分的にも窮屈ですよね。
おススメの介護スリッパ
じつは、施設などではクロックスを履かれている方が多いそうです。
履きやすくて脱げにくい、ゆったりした履き心地が良いのかもしれませんね。
ただ、病院などでは患者さんに向けて「転倒防止」のためクロックスの着用を禁止している所もあります。
クロックスが特に転倒しやすいという話は聞いたことがありませんが、病院が転倒の原因としているのは少し気になりますね。
やはり、転倒防止設計の介護用スリッパの方が安心な気がします。
脱着が楽な介護スリッパ
脱着の楽さで選ぶなら【「介護シューズあゆみ」チャルパー】がおススメです。
参考までに、口コミの一部をご紹介しておきます。
施設に入所している伯父のために、冬用の暖かい履物をプレゼントしたくて購入しました。
今までの履物はカカトを踏んで履いていたので、カカト部分の無いものを探していた所こちらを発見。
「履きやすくて暖かい」と、すごく喜んでくれました。
足の悪い人にはお勧めです。
妻がリュウマチで、どの室内履きも足に合わなくて困っていました。
でも【介護シューズ「あゆみ」チャルパー】は大変気に入ったようです。
裏は拭けば綺麗になる素材なので、使い勝手も良いです。
最高です♪
脱げにくく、それでいて窮屈でもないです。
中敷きはハイグレードのスニーカーみたいな形状で、足にフィットします。
つまづき防止の介護スリッパ
脱着の楽さよりも、「転倒」や「つまづき」の防止を優先させたい方には【「介護シューズあゆみ」エスパド】がおススメです。
押し車で歩行する母のために購入。
足が引っ掛かりはしないか心配でしたが、つまずく事もないようです。
滑り止めが1ケ所なのが良いみたいです。
80才の母が、スリッパだと あちこち引っ掛かるようになって危ないので購入しました。
母いわく「軽いし脚にピッタリして歩きやすい」との事。
カカトのゴムも痛くないそうです。
汚れやすい素材ですが手洗いができるので、もう1足ほしいと思っています。
入院している父が履いています。
腎臓が悪くて足のむくみがひどいので、ふつうの院内シューズでは入りません。
【介護シューズ「あゆみ」エスパド】は、すんなり履かせる事が出来ました。
大きさに余裕がありますが、カカト部分がゴムになっているので、あまり気にはなりません。
スリッパより底が薄いので冬は足が冷えてしまうかと思いましたが、厚手の靴下を履けば大丈夫でした。
室内で多くの時間を過ごされる高齢の方にとって、室内履きの履き心地って、けっこう大事そうですよね。
だけど、高齢の方が自分でいろいろ調べて、自分に合った履物を見つけるのは難しいかもしれません。
そんなとき、家族が協力してあげられたら嬉しいですよね。
靴は履いてみるのが一番ですが、なかなかお店などに出向けない場合もあると思います。
通販で購入するときは、足の計測値とサイズ表とを照らし合わせて、足のむくみや靴下の厚さなども考慮して選ぶことをおすすめします。