「足がむくんで靴がキツい」とか「朝と夕方でサイズが変わってしまう」という悩みを持つ人は、割と多いと思います。

ところが「今まで履けていた靴に足が入らない」とか「履ける靴がない」となると、かなり深刻ですよね・・・。
とりあえず履ける靴を探すのも良いですが、やはり現状維持という訳にはいかないと思います。
その症状を治したり、緩和させる方法も考えなくてはなりませんよね。

この記事では、むくみがひどい時の主な原因と対策についてタイプ別にまとめてみたいと思います。

立ち仕事やデスクワークによるむくみ

立ち仕事とデスクワークは、一見まったく違うもののように思われがちですが、どちらも「むくみ」に悩まされる職業です。
その共通点として、どちらも「歩き回る事が出来ない」という所で一致しています。

血流というのは、心臓のポンプ機能だけでは足りなくて、筋肉運動によるポンプ機能によって循環が充分になります。

立ち仕事やデスクワークなどの「同じ姿勢を保つ」というのは身体に負担がかかり、不自然な事なのです。

それを、ほとんど1日中続けるわけですから、仕事とはいえ本来は身体には悪い事なんですね。

この不健康な状態を回避するには こまめに身体を動かすしかないのですが、仕事となるとそうもいかないですよね。
対策としては、仕事中に着圧ソックスや弾性ストッキングを着用するという方法があります。

足の表面に「圧力」をかけるのは、軽いマッサージ効果があります。
着圧ソックスや弾性ストッキングは、足の下から上へと血流が促されるように設計されているので、筋肉を動かして血流を促せない分をサポートしてくれます。

【おうちでメディキュット リンパケア ロング】のレビューが一番賑わっていて「立ち仕事」だけで65件のトピックがあり、「妊娠」というキーワードでは38件、「デスクワーク」では7件のレビューがありました。
それぞれ「むくみが解消された」とか「疲れなくなった」など、いずれも高評価のレビューが大半でした。

妊娠によるむくみ

妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養や酸素を送り込むため、通常よりも血液の量が増えるしくみになっています。
そして血液とともに水分量も増えるため、身体に水分がたまりやすくなるんです。

更にお腹が大きくなってくると、子宮が脚から心臓へと流れる大きな血管を圧迫し、流れが悪くなってきます。
水分量が増える上に、たまった水分を回収する機能が弱まるので、特に妊娠後期になってくるとむくみが気になる人が多いのですね。

妊娠によるむくみの対策としても、着圧ソックスを利用している人は多いようです。

他にも妊娠安定期に入ったら、適度な運動をして筋肉の血流ポンプを働かせるのも良いと思います。
軽いウォーキング程度の運動習慣は、お産に必要な体力や柔軟性を保ち、安産にもつながります。

リンパ浮腫によるむくみ

「リンパ浮腫」は、リンパ液を流しているリンパ管の障害で起こります。
がんの手術や放射性治療でリンパ節を取り除いたり、リンパ管が傷ついたり詰まる事でも起こります。

根本は部分的な停滞であっても、それが原因で腕や下半身といった末端へのむくみに繋がってしまうのです。

「リンパ浮腫」のむくみは一晩寝たら治まるといったものではなく、放置すると悪化してしまうというのが特徴です。
とはいえ適切なケアをすれば症状は改善させる事ができるので、まずは検診を受けて自分の状態を正しく見極める所から始まります。

主な治療法は

①弾性着衣と弾性包帯の装着
②運動療法
③リンパマッサージ
④スキンケア

の4つの方法を、状態に合わせて組み合わせながら行います。

高齢によるむくみ

高齢になると、下半身のむくみが気になる人が多くなってきます。
高齢者の場合「何か病気ではないか?」と心配になってきますが、検査の結果問題が無ければ それは「生活習慣による慢性下肢浮腫」というものになるそうです。

原因としては、ちょっと意外ですが「立ち仕事とデスクワーク」と同じ理屈で「同じ姿勢を長く続けているから」という理由でした。

ただ高齢者の場合は、それに加えて「筋力が低下している」という事もあります。
さらに膝や足首の関節が硬いと、筋肉のポンプ機能が働かないような歩行になってしまいます。

原因が同じという事もあって、高齢者のケースも圧着ソックスが効果的です。

更に、座り方を工夫するという方法もあります。
手足は心臓より下へ行くほど「戻る力」が弱まります。
足を投げ出して座れるように、お座敷では座椅子を使ったり、足置き台のあるソファーを使うだけでも相当緩和されます。

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